まぼろしの牛肉「米沢牛」
そして、やっぱり旅の〆は「旨い物」!
てな事で、水戸黄門の「うっかり八兵」ではありませんが、折角米沢まで訪れたのですから、「まぼろしの牛肉」と称される”ブランド牛”を堪能しなくては「男がスタル!」です。
お昼に会津名物「ソースかつ」を頂きましたので、
夕食は米沢名物「米沢牛」を堪能して来ました。
(通称:ヨネギュー )
「狐」と「狸」ならぬ
「豚」と「牛」の「肉祭り」!
ココに喜多方名物「馬刺し」が加われば、
「豚」「牛」「馬」と「お肉3大祭り!」となれたのですが・・・。
残念でした・・・。
この悲劇を自称「謝肉祭」と呼んでおります。(嘘)
さて、前置きはこのくらいにして・・・
市内数ある牛肉専門店さんの中で、今回チョイスしたのは「登起波(トキワ)」さんです。
何でも創業明治27年で、米沢市内では一番古くからの老舗なんだそうです。
<ご参考>↓
http://www.yonezawabeef.co.jp/
「代々変らぬ美味しさを守り続けております。・・・」
このお店のキャッチフレーズに、嘘偽りは一切ありませんでした。
『ステーキ』も良し『焼肉』も良し『しゃぶしゃぶ』も良しと、食べ方で随分悩みましたが、日本古来からの伝統的な牛肉の堪能方法で、かつ歴史を感じられると思い、
今回は『すきやき』にていただきました。
専門店の味、プロの味、匠の技で堪能する
『ス・キ・ヤ・キ!』です。
食べる前から妄想が激しく、頭の中でヨダレが・・・。
ガマン汁でビチョビチョでした。(笑)
しかも牛肉専門店の着物姿の仲居さんが、目の前で作ってくれるのです。
「手際も良く!」、「プロの技で!」、「手つきも・・・」
さすがです!!
(間違ってもエロトークではありませんので、アシカラズ!)
語尾が尻上がりな東北弁で話し掛けてくれた、気さくな仲居さんのお話では・・・
・「米沢牛は生産量が少ない事」
・「脂質の甘味が絶妙!」
・「A5ランクが全て最高!(万能)と言う訳でなく、調理方法や食べる人の好みはもちろん、牛肉の部位ごとの旨みを堪能して欲しい」
・「米沢式では、お肉のほかお野菜に”きくらげ”が入る」
などです。
ほかご当地トークならでの情報として・・・
・「地元では米沢牛を ”ヨネギュウ” と呼んでいる」
・「地元スーパーでは、米沢牛は普通に売っているが、地元の方もお値段的に普段からは中々食べられない」
・「隣市の”山形牛”とは全然違う!(ウチのバぁチャンでも判りますよ!)」
との事でした。(笑)
優しく東北弁でお話してくれた事で、耳からも食事を楽しめました。
さて、待ちに待った「真打(お肉)」の登場です。
牛脂でコーティングした鉄鍋に火を掛け、いよいよ準備へ・・・
割りしたを注ぎ込んだ瞬間に奏でる「ジュ〜っ」と言う食のハーモニーと
その瞬間から香る「甘ぁ〜い醤油の香り!」と・・・
そして・・・
一枚いちまい丁寧に並べられる「米沢の娘(主役)」たち。
まるでアカデミー賞の授賞式で見掛ける”レッドカーペット”の様でした。(笑)
待つこと数分。いや数秒。
米沢の紅(お肉)に完全に火が通る直前に、事前に解いておいた生卵とランデブー。
「あぁ〜。旨いっ!」
至福のひと時でした。
お値段は「リーズナボー」と言えどもピンキリです。
当然ファミレス感覚とは行きません。
当然と言えば、当然です。
「肉食系女子」を地で爆進中の娘です。
普段は食の細いワガ娘が、この日の夕食ばかりは一番ガッついておりました。
「ここのお肉、とっても美味しいねッ!」と大・大・大満足!の様子でした。
子供は正直なんだなぁーと思いました。
と言う事で、まぼろしの牛肉『米沢牛』(ヨネギュウ)を 是非ともご堪能あれ!!
また、是非ともまた食べたい逸品でした。
こうして会津〜米沢へ東北の旅も無事終焉となった2017年のGWでした。